真鍮・銅は空気や水に触れると変色しやすい性質のため銘板作成の際は仕上げにクリア塗装を施します。
変色については5円玉硬貨や10円玉硬貨を思い出していただけるとイメージが湧きやすいのではないでしょうか。
ピカピカの硬貨とくすんだ硬貨。同じ5円玉、10円玉なのに見た目が全然違いますが、よくあるパターンです。
銘板の場合はあえてクリア塗装しないで変色の風合いを出すこともあるかと思いますが、変色の度合いは銘板の設置環境によって大きく変わるため、どのくらい変色するかは正直なところ実際に設置してみないとわかりません。
東京銘板では屋外屋内でどのくらいの違いがあるのかを、クリア塗装あり・なしのプレートを屋外と屋内に設置して変色経過を見てみました。
・素材 ステンレス、真鍮、銅 ヘアライン仕上げ
真鍮と銅に比較対象として耐候性に強いステンレスを加えた3種類です。
場 所:東京都千代田区、ビルの6F 弊社事務所
屋 内:日当たりが良い窓際に平置き
屋 外:日当たりが良く、ひさしはあるが雨は吹き込むベランダに立て掛け
クリア塗装あり(画像上段)は、屋外・屋内ともにほとんど変化がありませんでした。
クリア塗装なし(画像下段)の真鍮・銅はかなり変色が進みました。特に銅は変色が早く雨に濡れた後はあっという間に錆て変色が強くでました。
変色させてあえて風合いを出すつもりではない場合はクリア塗装仕上がお勧めです。*クリア塗装は経年劣化により塗装はがれが生じた場合は変色が生じますのでご了承ください。
画像の明るさなどが異なっているため比較がしにくいかもしれませんが、
屋外仕様をご検討の場合は真鍮・銅よりもステンレス素材がお勧めです。